僕にはMMORPGの面白さがわかりません。
いや、正確にはオートプレイ前提で作られたMMORPGの面白さがまったくわからないのです。
自動で進むストーリーをたんたんと眺めているうちに、レベル上げのためにオートで放置しているうちに、だんだん興味が薄れてやらなくなってしまうんですよね
しかし、そんなオートゲーを苦手とするタイプの僕でも、このMMORPGの新作だけはずっと心待ちにしていました。
平成最後の超大型MMORPG「黒い砂漠モバイル」
こいつこそ僕が求めていたMMORPGに違いない。
ゲームの世界を自由に動き回れる、ゲームの中に別の世界を感じられる。
そんなゲームをスマホでも遊べるときがとうとうくるんだなと本当に楽しみにしていたのです。
ただ、結果からいうと
黒い砂漠モバイルもオートゲーでした。
残念ながら、現時点でのスマホの機能で万人受けするMMORPGを狙うとしたら、オートにせざるを得ないのが現実なのかもしれません。
でも、ちょっと待てよと。
あれだけのグラフィックに自由度がありそうな様々な生活系要素も備えたゲーム性。
もしかしたらオートを使わなければ楽しめるかもしれない・・・
というわけで
今回は話題の新作「黒い砂漠モバイル」を
オート機能を一切使わずにやってみることにしました!
僕と同じように「オートMMORPGの面白さがわからない」という人でしたら何か参考になるかもしれませんよ。
この記事の目次
オート禁止で黒い砂漠モバイルをやってみた
何はともあれ、オート禁止で最初からやり直してみることにしました。
まずは主人公が浜辺で目を覚ましてからの最初のクエスト「エイリーンと会話」からスタートです。
しかし、いきなり壁にぶつかりました。
エイリーンという女の子がどこにいるのかまったくわからないのです。
※初回プレイ時はオートで流していたので、エイリーンの場所などまったく覚えていませんでした。
浜辺を探し回り、街中を探し回りましたが、エイリーンはどこにもいません。
ゲーム開始から10分、エイリーンを探してさまよい続けましたが、どうしてもエイリーンを見つけることができないのです。
仕方がないので、なんの手がかりもなく(マップを見落としていました)ゲームの世界をさまようことになったのですが
これがじつに面白いのです!!
町で出会ったおかしな人々と会話をしたり
よくわからないキャラクターの話を聞いたり
のんびり釣りを楽しんだり
ひたすら草カブトムシを駆除したり
ウインドウショッピングを楽しんだり
狂ったようにイタチを退治しまくったりと
そこにはオートのときには感じられなかった自由と楽しさがあったのです!
予想はしていましたが「これは面白いことになるぞ」とわくわくが止まりません。
その後、街中をうろうろしていたときにエイリーンとは出会えたのですが、このなんてことのないクエストをクリアしただけなのに達成感がありましたね。
オートでは感じられなかった「ゲームの世界に入り込む楽しさ」がありました
オートだったら1分で終わることに10分以上もかけるなんて馬鹿げていると思う人も多いでしょう。
でも、見方を変えると
オートのときよりも面白いと感じられる時間をオートのときよりもたっぷりと遊べることになるのです!
なんという贅沢なゲームの楽しみ方。
オート機能で走りながら移動しているときには気付かなかった町並みの雰囲気や風景の美しさも、ゆっくりと歩いていると感じられるようになりましたよ。
集中力と妄想力が必要ですが「俺は今、見知らぬ町を旅している」そんな気分にもなってきました。
まぁ、ゲーム序盤だけなのかもしれませんが、他のスマホゲームではなかなか味わえない臨場感みたいなものが間違いなくそこにはありましたね。
クエストも無視してやってみることにしたらさらに面白くなりました
オート禁止プレイの面白さに夢中になっていたら、さらに面白くなりそうなアイデアが思い浮かびました。
これ、クエストも無視したらもっと面白くなるんじゃないか?
どうせオート禁止でやるのなら、とことん自由にこだわったほうが楽しそうですからね。
というわけで、「エイリーンの会話」以降はクエストも無視して進めてみることにしました。
どこに行くのも、何をするのも思うがまま。
「そう!僕は求めていたMMORPGはこういうやつだ!」
時折すれ違う他のプレイヤーに「こんにちは」「楽しんでるかい?」と心の中で声をかけたりしていると「黒い砂漠」という仮想世界に入り込んだような気分になってきます。
マップを広げて確認してみると、この世界はまだまだ広がっているようです。
「このままオートを使わずにどんどん進めてみよう」
「時間はかかるかもしれないけど、この楽しさをずっと味わえるのなら大歓迎だ」
もし、「黒い砂漠モバイルを本気で楽しめているランキング」があったら、このときの僕は間違いなく上位にランクインできたと思えるぐらい純粋にこのゲームを楽しんでいました。
クエストを無視して進めるのには限界を感じました
「オートを使わず、クエストも無視していけるところまでいってやる」
邪魔なイタチを蹴りとばし、ときどき釣りを楽しみながら、縦横無尽に「黒い砂漠モバイル」の世界を堪能してましたが・・・
カブトムシにやられました。
カブトムシに倒されて悲しくなっていたときに「そういえば、チュートリアルを進めないと開放されない能力があったような気がする」ことを思い出しました。
ひたすら周回プレイを続けていけば戦闘力は上がっていくのは間違いありません。
でも、結局はどこかでクエストをクリアすることになるのなら、このままクエストを無視して進めてもあまり意味がないのかもしれない。
今までの楽しい気分にちょっとだけ陰りが見えたのを覚えています。
オートは使わずにクエスト通りにすすめることにしたけど、ナビが出るので自由度が減りました
仕方がないのでクエスト通りに進めてみることにしました。
それでもオートで眺めているよりは「ゲームをしている感」は味わえます。
でも、次に進むべきエリアへのナビが出ることにより確実に自由は減ってしまいましたね。
オート機能のない普通のMMORPGといえばそうなのですが、いまひとつ面白みを感じられません。
理由としては
■基本オート推奨の作りなので、移動時の操作に難がある(特に馬に乗ったとき)
■与えられた課題をこなすだけのクエストが多いので作業感が増してくる
「これだったらオートでもオートでなくても変わらないかな」
オート禁止でプレイを始めた頃の楽しさはどこかに消えてしまいましたね。
クエストでこなす課題が多くなるとオートを押したくなった
それでも続けていけば印象が変わるかもと思いながら進めてみましたが、クエストで大量の課題(インプ兵15人連続とか)が出るとさすがにだるくなってきました。
何も気にせずに自由にイタチやキツネを狩っていたときは楽しめたのですが、課題で残りの数を気にしだすと作業感が半端ないです。
バトルシーンは格好良いのですが、とりあえずタップしているだけのバトルなので自動戦闘を押したくなってきます。
というか、自動戦闘を少しだけ押してしまいました。
オートプレイ前提で作られたゲームなので仕方がない
とりあえず領地をもえらえるところまでは進めてみましたが、ボス戦の周回プレイをすすめるメッセージを見たときに「オートなしではちょっと厳しいな」と正直感じました。
ボス戦はグラフィックも素晴らしく楽しめましたが、基本は1回で十分です。
オートだったら放置プレイでこなせる周回クエストも、さすがに手動では何度もやる気にはなりません。
やはりオート前提の作りになっているので、オート禁止では無理があるようでした。
結局はクエストどおりに進める1本道のストーリー。
途中で寄り道や回り道をすることはできても、決まったことをやらされている感は拭いきれません。
そして、僕が求めていたのはそういうタイプのMMORPGではありません。
クエストに縛られることなく、他のプレイヤーとの絡みを楽しみながら、ゲームの世界を感じられる。
そして、一本道のストーリーではなく、自由にどこまでも進められる、そんなMMORPGをやってみたかったのです。
まとめ
今回は話題の新作「黒い砂漠モバイル」をオート禁止でやってみた感想を書いてみました。
グラフィックや作りこみは巷のゲームよりも遥かに上ですので、個人的には本当に惜しいゲームです。
ただ、今回はあくまでもゲーム序盤までの感想ですので、先日の大型アップデートで追加されたギルドバトル「拠点戦」などをやったら印象は変わるのかもしれません。
オフィシャルサイトの説明を見る限りでも凄そうですからね。
でも、そこまで続けられる自信は今のところありません。
やはり、僕にはオートMMORPGの面白さがわからないようです。
オート前提でなくてもオート機能があると楽をしたいから結局使ってしまうのでそれならもう最初からオートランないほうがいいですよね、まあオートランなくても快適にプレイできる操作性とかスマホでやるの結構難しい気がしますけど