今回は2019年4月23日に配信開始されたストラテジーゲーム「大航海戦記~海賊王に挑め~」の評価レビューとなります。
まったく予備知識なしで始めたゲームでしたが、とりあえず数日間プレイしてみた時点での本音の感想を書いていきますね。
ちょっと辛口のレビューとなりますが「大航海戦記って面白いの?どんなゲーム?」という人は読んでみてください。
この記事の目次
「大航海戦記~海賊王に挑め~」はどんなゲーム?
ゲームの舞台は16世紀の大航海時代。
ヨーロッパ諸国による新航路や新大陸の発見が盛んだった頃の雰囲気が楽しめる作りとなっています。
男のロマンを感じられるこの時代の雰囲気は好きな人も多いですよね。
大航海というタイトルから「大航海時代」や「大航海ユートピア」みたいな「帆船を操る面白さがあるゲームなのかな」となんとなく予想をしていたのですが、ゲームシステム自体はいわゆる王道のストラテジーゲームです。
王道ストラテジーのシンプルな作り
領地でやることは造船、兵隊の訓練、資源の獲得、発展のための研究などの内政、
そしてワールドマップでは敵(海賊)の討伐と資源採集という王道ストラテジーとほぼ同じゲームシステムです。
いたってシンプルな作りですので、ストラテジーゲームに慣れている人でしたらチュートリアルをすっ飛ばしても進められそうです。
「またこれかい」となる人もいるかもですが、僕はスマホのストラテジーゲームは「これはこれで良いんじゃないか」と思っている王道ストラテジーゲーム肯定派ですのでぜんぜん気になりません。
ただ、同じような作りだからこそ「ゲームバランス」「操作性」が重要になってくるとも思っていますので、そこの部分を重点的に書いていきますね。
実在した旗艦を完全再現した本格的なビジュアル
「大航海戦記」の売りは、実在した世界中の旗艦を細部まで完全再現したビジュアルデザインのようです。
公式サイトでも
歴史上に存在する著名な戦列艦を細部まで完全再現し、あの伝説の海賊船「フライング・ダッチマン」号と「ブラックパール」号も実装。
最強の旗艦を作り上げる事が帆船時代においての最もシンプルな勝利の鍵となります。
「強力な旗艦を手に入れる事」すでにそこからこの海戦ストラテジーは始まっています。
と旗艦デザインをアピールしているぐらいですのでビジュアルデザインはなかなか格好良いですよ。
全体のグラフィックレベルは最近のゲームの中では「まぁ普通に良いね」ぐらいのレベルです。
英雄はいない、旗艦を購入してレベルアップするシステム
王道ストラテジーとほぼ同じと書きましたが、大航海戦記にはストラテジーゲームでおなじみの「英雄キャラ」は登場しません。
その代わりに「アーク・ロイヤル号」「ブルターニュ」といった「旗艦」を獲得して戦力アップ、レベルアップをしていく流れとなります。
ただ、他のゲームのようにガチャで獲得するチャンスがあるわけでもなく、レベルの高い旗艦は課金で購入するしかないので無課金・微課金勢には辛いところだなと感じました。
今後、イベントなどで獲得するチャンスは用意されるのかもしれませんが、もう少し夢を見させてくれる作りでも良かったんじゃないかなと正直思いましたね。
星5の旗艦の値段は11,000円となかなかのお値段ですので、ゲーム序盤ではちょっと買う気にはなれませんです。
ゴジラやキングコングの登場にちょっとビックリです
通常時の敵(海賊)とは別にモンスター系の討伐イベントも用意されています。
海を舞台にしたゲームらしく海洋系モンスターが多いのですが、中には「ゴジラ」がいたり、果ては「キングコング」までいるというハチャメチャ具合に「なんでやねん」と突っ込みたくなりました。
実在した旗艦を売りにするようなリアリティ路線を進めるのなら、もうちょっと考えてほしいなと個人的には思いましたが、これはこれでアリなのかもですので評価が分かれるところですかね。
でも、「キングコングはやっぱりいらないんじゃないかな」と僕は強く思います。
PVEコンテンツは面白いだけにもったいない作りでした。
通常時のバトルはストラテジーによくあるタイプ(敵を検索してオートでの戦闘)なのですが、「王位海軍学院」というPVEコンテンツ(対COM戦)では、陣形を考えたり戦術を練る楽しさを味わえそうな作りになっていましたよ。
砲艦、護衛艦、巡洋艦によっての3すくみの関係、そして兵士タイプによって攻撃エリアが異なるという、なかなか奥深いバトルが楽しめます。
ただ、おそらく設計ミスだとは思うのですが、バトル前の準備画面で戦闘結果が表示されるというバトルの面白さを台無しにする残念すぎるミスがあるのです。
せっかく白熱したバトルを楽しめそうな作りなのに、これは本当にもったいないですね。
【感想】操作感がちょっと良くないです
ここからは操作感などの個人的な感想を書いていきます。
ストラテジーゲームはゲームの構造的にプレイ時間の7~8割はこつこつと内政(作業ゲーム)を進めることになりますので、内政をいかに快適に進められるか、そしてレベルのアップの快感を楽しめるかが重要になってくると僕は思うのです。
その点でいうと「大航海戦記」はちょっと弱いです。
施設のレベルアップ時や船の製造完了時の音と演出が薄いので、いまひとつ気持ちが盛り上がらないんですよね。
下品すぎる演出だと安っぽくもなるので、バランスが難しいとは思いますが、もうちょっと引き込んでくれる作りにしてくれたらなとプレイするたびに感じました。
そして、施設に入ったときに若干のラグというか重さ、これがかなりストレスになります。
音を出しているときは施設に入るたびに「研究所」「海軍本部」とナレーションが入るので、最初はうざいと思いながらもなんとかなります。
ただ、無音でプレイしていると「施設に入るためのタップ」から「施設画面」までに妙な間があくので「あれ、タップできてなかった?」と何度もなるので快適さが薄いんですよね。
ゲームの面白さとは直接関係がない部分ではありますが、ストラテジーゲームのような「作業感の強いゲーム」では重要なポイントになるんじゃないかなと思いますのでもったいないです。
まとめ
今回は「大航海戦記~海賊王に挑め~」の本音レビューとなりました。
ちょっと辛口のレビューとなってしまいましたが「大航海時代の雰囲気や帆船系が好きなストラテジーゲーム好きの人」なら普通に楽しめそうなゲームではありますので、好みに合いそうな人は試しにやってみてくださいね。
会社 | Special Gamez |
サイズ | 42M |
カテゴリー | ストラテジーゲーム |
OS | iOS8.0以降/Android OS4.2以降 |
配信日 | 2019年4月23日 |
価格 | 無料(一部アイテム課金あり) |
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